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いわき海洋調べ隊「うみラボ」活動のきろく

いわき市に誕生した、有志による団体「うみラボ」。けんきゅう員が日々の活動やイベントのお知らせを綴っていきます。

うみラボ第5回海洋調査まとめ2

今回のエントリは第5回調査の模様の続き。
唯一釣れた原発沖のヒラメの放射性物質の計測結果になります。

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サンプル名:ヒラメ
捕獲地:福島第一原発1.5キロ沖
採取日:2014年10月25日(結果表の画像は10月5日となっていますが正しくは25日です)

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結果ですが、ご覧の通りセシウム134、137ともにN.D.でした。全長が50cmということで、震災後に生まれたヒラメとなりますが、N.D.でしたね。これまでの調査で、このくらいのサイズだとN.D.が多いということをすでに学んできましたが、実際にN.D.になると希望が持てますね。ヒラメの被曝の状況を知るには、やはり「大きさ」が鍵を握りそうです。

うみラボ計測アドバイザーの津田せんせいによれば、「スペクトルではCs-137もCs-134もピークらしきものは見えてきてるので、もっと時間かけて測定すれば検出はできそうですね。放射性セシウム合計で10Bq/kg前後くらいだと思います」とのこと。専門家が見れば「検出限界値以下」でも、スペクトルである程度見分けがついてしまうというのは重要ですね。

ところで、このヒラメ、当日うみラボに乗船して頂いた大川魚店の大川さんによれば、「震災前なら大川魚店の店頭で2〜3,000円、首都圏に出回ったなら4〜5,000円の値がついた」とのこと。いやあ、流石は常磐沖のヒラメですね。調査が終わったら「破棄」してしまうものですが、本来でしたら、そうした高値で取引され、そしてそれを食べた人に感動を与える魚なわけですよね。

多くの漁師が「調査のために釣って捨ててしまうというのは心が痛む」と語るのを耳にすると、私たちも本当に複雑な気持ちになります。一日でも早く福島の海が元通りになり、常磐沖のヒラメを当然のように楽しめるようになって欲しい。その意味でも、今回の調査で「原発沖で釣った50センチのヒラメがN.D.だった」というのは、非常にうれしいニュースでもありました!!!